LOGISTICS
AUTOMATION

2019年度(2019年4月-2020年3月)における国内の通販・EC市場は、前年度比8.2%増の8兆8,500億円。金額ベースでは前年度と比べて6,700億円の増加。21年連続で増加傾向が続いており、直近10年の平均成長率は7.5%となっています。
これは背景に近年の不景気によりエンドユーザーの生活防衛意識が高まり、節約志向、低価格化志向が一層高まったことが影響されていると言われます。
また近年スマートフォンの普及に伴い、インターネット通販が急激に伸長し、通販業界の市場を加速させています。

またインターネット通販ではこれまで以上にお届けにかかるリードタイムの短縮や、丁寧な梱包作業といった要望が増加しています。インターネット通販を展開される企業はこれ以上自社では対応しきれない、現在の物流倉庫では一日に何千個という出荷ができない。という状況が発生している状況です。

上記のような企業の要望にお応えするため、出荷のボトルネックとなっている商品仕分けと梱包・送り状貼り付け作業の完全オートメーション化にいち早く取り組み、「低価格」で「高品質」なサービスを提供しています。

GAS(Gate Assort System)

GASとは

当社では梱包前の商品仕分けにGASを導入しています。

ピッキングで集められた商品を仕分けする時に、バーコードを作業員が読み取るとコンピュータ制御により、その商品を投入すべき場所の自動開閉ゲートが一つだけ開き、そこに指定された個数を投入し、足元のスイッチでゲートを閉じれば合図とともに仕分けが完了するシステムになります。

導入効果

  • 1回の投入で1箇所しかゲートが開かないので異なる商品の誤出荷を防止。
  • 投入が完了すると完了の合図が鳴るので聴覚的に出荷ミスを防止。

PaLS(Packing and Labeling System)

PaLSとは

当社では商品を仕分けた後の梱包作業、その後の送り状貼付け作業はPaLSを導入しています。

出荷する商品を箱に投入した後、PaLSが納品書に印刷されたバーコードを読み取ると、箱を自動で閉め、テープ止め、事前に読み取ったバーコードから該当の送り状を印刷し、箱の上面に貼り付けるまでのすべて人の手を介さず、行なうシステムになります。

導入効果

  • 梱包・送り状貼付け作業を完全自動化し、業務の大幅な時短・省人化を実現。
  • 送り状の貼り間違えなどの誤送を防止。
  • 作業時短により、増加傾向である通販出荷などの出荷件数/日を最大化。