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製函機導入で実現した省人化と効率化|坂東物流センターを中心に関東エリア対応【カインズ商配】

製函機導入で実現した省人化と効率化|坂東物流センターを中心に関東エリア対応【カインズ商配】

物流代行

労働人口の減少やEC市場の拡大に伴い、物流現場では慢性的な人手不足が課題となっています。さらに、人件費や採用コストの高騰も重なり、物流業務の効率化・省人化は多くの企業にとって重要なテーマとなっています。

今回は、化粧品のオンライン販売を手がけるお客様よりご相談いただいた「出荷作業の自動化」について、製函機の導入による改善事例をご紹介します。


●課題:手作業による出荷準備の負担

ご相談いただいた化粧品販売事業者様では、これまで組立式の梱包箱を使用し、箱の組み立てをすべて手作業で行っていました。そのため、

・作業に多くの人手を要する
・作り置きした箱の保管スペースが必要
・繁忙期には人員が不足し、出荷対応が追いつかないことがあった

出荷量の増加にともない、こうした手作業の限界がお客様の課題となっていました。


●解決策:製函機の導入による省人化と業務最適化

当社では、お客様と丁寧に話し合いを重ね、課題を一つひとつ整理しました。衛生面への配慮が求められる化粧品を扱う点や、現場の作業動線も考慮に入れつつ、資材費・保管スペース・省力化・品質維持といった多角的な観点から総合的に検討を行い、製函機の導入をご提案いたしました。

製函機とは、段ボールなどの梱包箱を自動で組み立てる装置で、作業の効率化や省人化に役立ちます。

製函機の導入ポイント

・手作業よりも早く、梱包箱を自動で組み立てる
・必要な時、必要な分だけ箱を作成できるため、作業スペースを圧迫しない
・作業の省人化と業務の平準化を同時に実現できる

導入当初は、連携して使用していた封函機でエラーが発生することもあり、一時的に作業スタッフの対応が必要となる場面もありました。しかし、箱の仕様や機械制御の調整を重ねることで安定稼働に至り、当初の目的であった作業の自動化・効率化を実現することができました。


導入効果:人員1/4、スペース削減、出荷体制の安定化

製函機の導入により、次のような定量的な成果が得られました。

・以前は2名で毎日2時間かけて行っていた箱組立作業が、1名での簡易回収作業のみに
・箱の作り置きが不要になり、保管スペースに余裕が生まれた
・繁忙期にも安定した出荷体制を維持できるようになり、現場スタッフの負担も大幅に軽減

こうした改善によって、お客様の出荷前準備にかかる作業時間が短縮されただけでなく、注文から出荷までのリードタイムの短縮にもつながり、エンドユーザーへのサービス品質向上にも貢献しています。

本事例のように、カインズ商配ではお客様一社一社の業態や商品特性に合わせた物流課題を丁寧にヒアリングし、実際の運用現場の状況に寄り添った最適なご提案を心がけています。東京都や関東圏のEC物流代行・発送代行のご相談も多数承っております。「出荷業務を効率化したい」「人手不足を解消したい」といったご要望がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。